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 今回のエントリーは、40Kの縦深攻撃についての考察です。
 名古屋の他のプレイヤーさんから「マウロックの出現予定地点として敵モデルと重なる地点を指定できるか」という質問を受けて、海外のフォーラムのそのものずばりのスレ(War Seer: Mawloc Deep Strike Question)を読んでいたら、縦深攻撃がそもそもわからなくなってきました。
 問題は縦深攻撃の最初の出現予定地点として、他のモデルの上などの「通行できない地形」を指定できるかということです。mixiのGWコミュにも同じ書き込みをしましたが、mixi外の方にも問題提起したいのであえてダブルポストします。
 詳しくは「つづき」にて。

 問題になるのは、基本ルールブック(以下BRB)11、13ページのモデルの移動・配置に関する制限と、縦深攻撃(BRB 95ページ)のユニットの配置に関するルールの関係です。
 11、13ページでは、他のモデルが占有している部分にモデルを重ねて置いたり、通過させたりはできないこと、他のモデルが占有している部分は「通行できない地形」であることが書かれています。
 そこで縦深攻撃のルールの解釈に疑義が生じます。「このユニット内の兵のいずれか1人をえらび、その兵を戦場の好きな地点に配置する。この地点が、そのユニットの到着予定地点だ。さあ、スキャッターダイスを振ってくれ」(英語版:First place one model from the unit anywhere on the table, in the position you would like the unit to arrive, and roll the scatter die.) 「好きな地点(anywhere)」と書かれているのがくせ者です。

○スキャッターダイスを振る前に予定地点にモデルを置く必要があり、かつその配置は11・13ページの原則通りとすると、敵モデルの上を出現予定地点に指定できないことになります(A説)。
○しかし、何の限定もなく「好きな地点」と書かれていることから「出現予定地点の指定はモデルの配置じゃない(11・13ページの制限は無視できる)」あるいは、「縦深攻撃は『ミッション・ルール(原語はMission Special Rule)』なんだから、『好きな地点』と無限定に書いている以上、11・13ページのモデル配置のルールを上書きする。BRB14ページにも例外として『その兵が何らかのスペシャルルールを持っているとき』と書いてあるじゃないか」のという解釈があります(B説)。

 問題のスレの#6の長文ポストの投稿者は、B説を支持していますがその理由は、
「一文で書かれているしFirst ... , then...という書き方でないから、1つ目のモデルの配置までの処理は同時に生じる。目標地点に実際にはモデルを置かず、スキャッターの判定をして出現地点が決まってからモデルを置くはずだ」ということです。
 この解釈の弱点として、日本版では文が切れて実際にモデルを置くような表現になっていること、もとの英語でも「First ...」で始まって「, and」とカンマで区切って書いているので「まず○○して、それから」とステップ分けをするようにも読めることがあります。
 逆にこの解釈のもう1つの根拠として、同じBRB95ページの「縦深攻撃失敗チャート」の3,4では「ただし、『通行できない地形』に配置することはできない」と明記されていることがあります。これだけ近い箇所で書き方が違うからには、自分のモデルの到着予定地点に『通行できない地形』を選べるというつもりで書かれたのではないかとも考えさせられます。(敵が失敗したユニットを配置するときに『通行できない地形』上に置けることにしてしまうと、必ず失敗チャートをもう1度振るという訳のわからないことが起こるので、場合分けしたと考えられます)

 以上は縦深攻撃一般の場合です。マウロック以外でも、ポツンと1体でいるモデルのそばに降りたいからということでスキャッターを見越して真上に置きたいということはありえるので、全アーミーに当てはまる問題です。
 もっともマウロック(とおそらくモノリス)以外のモデルはヒットが出た瞬間に「縦深攻撃失敗チャート」行きですが。(ドロップポッドの「降下位置補正システム」は英語でも日本語でもスキャッター時にしか働かない)

 さて、皆さんの解釈はどうでしょう?
 わたしは当初A説でしたが、同じ95ページの失敗チャートの3、4との書き方の違い、縦深攻撃はスペシャルルールの1つという点からB説が説得的に思えてきました。「好きな地点」である以上、ヒットマークを出すと失敗チャートを振る羽目になる場所でも構わないと解釈する方が正しいのではないかと思うようになりました。


 先の縦深攻撃一般の場合に加えて、マウロックの場合はさらに特殊ルールの解釈次第で敵ユニット上に出現予定地点を設定できる可能性があります。

○「マウロックが到着しようとしている地点に、ブラスト・テンプレート(大)を置け(中略)テンプレートを取りのぞき、そこにマウロックを配置せよ」との特殊ルールがあるので、マウロックはBRB13ページの「兵は『通行できない地形』の中に入れない。この例外は、(略)スペシャルルールを持っているとき」の例外にまさにあてはまる。したがって、マウロックは敵モデルの上を出現予定地点に指定できる(C説)。
 A説をとっていても、「マウロックは他のモデルを動かして無理矢理出るから、敵モデル上を合法的に出現予定地点にできる」という議論が通ればC説が成り立ちます。件のスレの#6氏はこの説も合わせて主張しています。

 日本版コデックスのワーディングは「到着地点がズレて」と書いてあるので、スキャッターした場合のみ敵モデル上への出現が許されると読め、C説は成り立たなそうです。英語版は、「If a Mawloc Deep Strikes onto a point occupied by another model」となっているそうで、ヒット時を排除しない書き方になっています。仮に日本語版の文面通りの解釈とB説を合わせると、敵ユニット上に出現予定地点を設定するのはOK。スキャッターダイスを振ってヒットが出たら「縦深攻撃失敗チャート」行きで、矢印が出てしかも2D6の目が小さければ狙ったユニットと重なって攻撃成立、ということになるでしょうね。

02.21 (Sun) 02:05 [ WH40K ] CM5. TB0. TOP▲
  
コメント

>独酌さん
 ルールが色々というか、コデックス、アーミーブックもスペシャルルール本も前提としている基本ルールの版が色々なので、抵触・矛盾など生じて当たり前なんですよねえ。3版時代のコデックスあたりは、「専用輸送ビークルには他のユニットが乗れない」と書いてあるせいで専用輸送ビークルの使い勝手が悪いアーミーがいまだにありますし(DH、WHほか)。

>スニャフキンさん
 ありそうな話ですねえ<よくわかっていない奴がデザインした
---------- Asch. [ 編集] URL . 02/22, 22:57 -----

これ、自分もマウロックのルール見たときにズレるの期待して出すとかえらい博打キャラだなぁと思ってたんですよね。


普通のディープストライクはユニット上は指定できないってのは間違いないと思います。
昔は出来たんですけどねぇ。

ぶっちゃけ、ティラニッドのデザインしたヤツがディープストライクのルールよく知らなかったってのが正解だと思いますよ(笑)

---------- スニャフキン [ 編集] URL . 02/22, 02:10 -----

GWのルールはいろいろあるので、最終的には対戦プレイヤー同士で決めていくしかないんでしょうかねー。
正直、英語版を先に読んで日本語版発表後もしばらくマウロックの日本語版文章を読んでいなかったので、後に「ずれて」ってあるの見てびっくりしましたw
---------- 独酌 [ 編集] URL . 02/21, 18:36 -----

>KTさん
 やはりマウロックは狙って敵の下から出られるという線で相手の同意をとるのが望ましいですね。
 「ズレて」と書き加えたのは翻訳ミスですが、英語圏のプレイヤーが延々と議論して、「俺ら前のスレと同じ話繰り返してるよな。絶対合意に達しないと思うぜ」とサジを投げるくらいなので、そもそも基本ルールの縦深攻撃の書き方が悪いのだと思います。
---------- Asch. [ 編集] URL . 02/21, 17:47 -----

日本語版の訳し方が悪いだけかと。
マウロックの出現予定地点として敵モデルと重なる地点を指定できるか>Yes
ヒット時>そのままそこに出てくるだけ。

マウロック以外の場合>ただ失敗チャートを振るだけ

という事でいいんではないかと。
---------- KT [ 編集] URL . 02/21, 10:18 -----
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