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 紙テレインの紹介記事の第2回目です。
 今回は紙テレインの製作の素材や道具をご紹介します。

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 とはいえ,それだけでは退屈ですから,紙テレインにミニチュアを並べて撮った写真を載せてみました。
 だいたいこれで標準的な4'×6'の戦場の四分の一を使っています。写っているテレインは,World Works Gamesの有料テレイン(Necro BlockのビルとBattle Pack: Basicの爆炎),Dave Graffam Gamesの有料テレインのクロスピース廃墟,Model Paper Worldで配布している無料テレイン(コンクリート製の防護壁)になります。

 さて,詳しい道具立ての話は「続きを読む」で。


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 最近ペーパークラフトのテレイン作りに凝っています。Twitterでつぶやいてきた内容のまとめをかねて,ノウハウやおすすめの紙テレインについて不定期連載的に書いていきたいと思います。
 初回は,具体的な中身に入る前に,紙テレインの一般的な長所,短所と,紙テレインの導入を検討すべき場面について書いてみます。

紙テレインの利点
  • 安価: 無料のPDFを使えば紙、インク(トナー)代しかかかりません。ただし、建物など大きなテレインを印刷するとインクの消費が非常に激しいので注意。有料販売されているPDFも一つ2、3ドルとか、色々作れるセットで11.5ドルとかいった手軽に買える値段で、ずっと使えます。
  • 早い:簡単なものなら30分で,多少複雑なものでも2,3時間で完成します。普通カラーのPDFを印刷して作りますから,彩色不要でそれなりの見栄えがします。
  • 軽い: プラキットのテレインもかなり肉厚で重いものが多いですし、ムクのレジンやポリストーンのものはなおさらです。重さは戦場に置いたときの安定感につながりますが、公共交通機関での移動には障害になります。
  • 折り畳み:建物など大型のテレインでも元々折り畳みできるようデザインされたものもありますし、多くは畳めるように改造できます。 100円ショップで買った書類ファイルに入れて持ち運びというのも夢ではありません。

紙テレインの欠点
  • 軽すぎる:軽いので少し引っかけただけでズレたり転んだりしかねません。建物等の場合は,重さのあるメタルミニチュアを載せると対策無しでは重心位置が上がって非常に不安定になります。
  • 曲がる:紙テレインの構造にもよりますが,重いメタルミニチュアをのせると曲がってしまうこともあります。廃墟の上階にメタル製のモンスターを乗せるのは危険。
  • 水に弱い:紙ですので当然水に濡れると破損したり波打ったりします。また,インクジェットで印刷した場合はインクのにじみも生じます。
  • 言語の壁:ミニチュアゲームを意識したテレインの供給元はほとんどが海外の同人,企業(多くは零細)です。無料テレインを探すにも,有料のテレインをオンライン購入&ダウンロードするにも,組み立て指示を読むにも英語になります。

紙テレインは壊れやすい?

 紙テレインが他の材質と比較して持ち運びの際に壊れやすい,耐久性に劣るとは一概に言えません。一般に大型になるテレインは,ミニチュアのように緩衝材でガードして持ち運ぶのは困難です。複数のテレインを箱に適当に放り込んで運ぶことが多いでしょう。揺すられたときに他のテレインとぶつかり合い,こすれあうことが多くなります。
  •  プラスチック・キット:シタデルの「帝国の都市」などはぶつかった拍子に接着箇所が外れることがままあります(スナップなしのイモ付けのため,横からの衝撃に弱い)。細かいパーツが折れると修復困難です。
  •  スチレンボード,スタイロフォーム:自作テレインによく使われる材質ですが,柔らかい素材なので固い材質のテレインとぶつかり合うと,折れたり,固いテレインの端が刺さったりということが起きます。また,スタイロフォームの表面を目止めして塗装しますが,テレイン同士でこすれるうちに,目止め・塗装面がはがれることがあります。
  •  レジン:ムクのレジンキットは重いこと,接着も瞬間接着剤を使うこと,さらに材質によっては脆かったり,曲がったりすることから,プラスチック・キット以上の注意は必要でしょう。(わたしはレジンのテレインは使っていないので,フォージワールドのレジンのタンクモデルなどを扱った経験からの類推です)
  •  紙テレイン:軽いので,重いものと一緒にしなければ,テレイン同士ぶつかった拍子に壊れるということは比較的少ないといえます。ぎゅうぎゅう押し込むとつぶれてしまうので,折りたたみでないものは段ボール箱等に入れて運んであげたいところです。折りたたみ式のテレインの場合は,折りたたんで書類ケースにでも入れればがさついたところでそうそう壊れません。折って広げてを繰り返すので,折り目が痛みやすいとは思いますが,丁寧に扱っていれば数回の持ち運びで破れることはないでしょう。

紙テレインが解決してくる(かもしれない)状況
 紙テレインの導入を検討してはいかが?といえるのは次のような状況だと考えます。
  • 仲間内で語らってミニチュアゲームを新しく始めたので、誰もテレインを持っていない。テレインを作る時間でアーミーを拡張して、本格的に遊べるようになりたい。
→良い紙テレインを選べば、お金も時間も最低限ですみます。テレインがない/足りない状況よりは、ゲーム性も見栄えも向上します。
  • モデリング、ペイントが苦手で、自分で色や塗り方を工夫して、それらしく仕上げる自信がない。
→紙テレインは着色済みキットで、良いものなら汚しまで入っています。必要なのは作業の丁寧さだけ。
  • 遊ぶたびにテレインを会場に持ち込まなければならないが、自家用車は使えない/使いたくない
→紙テレインなら軽いし、折り畳み式にすればかさばりません。
  • モードハイム、ネクロムンダ、Mallefaux、インフィニティなどのスカーミッシュ系ミニチュアゲームをやりたいので、建物、廃墟などがたくさんほしい。
→公民館などに毎月、毎週持ち込んで遊ぶなら運搬面でも紙テレインが便利。また、PDFなら何枚刷っても紙とインク代がかかるだけなので、プラキット等に比べて数も揃えやすいです。海外の小規模メーカーが紙テレインキットをPDF販売しています。モジュラー化する、PDFのレイヤー機能を使うなとして、外見や間取りをカスタマイズできる製品が色々あります。 建物の中まで再現されていて、屋内にミニチュアを置けるものも多数あります。


紙テレインに期待するとがっかりすること

 では,紙テレインに期待を裏切られるのはどのような場合でしょうか?
  • ただでテレインを揃えたい。
ペーパークラフト好きの同人が,あるいは企業が自社ミニチュアゲームのサポートの一環として無償配布しているPDFは多数ありますが,紙代とインク代を忘れてはいけません。ペーパークラフトに使えるプリント用紙となると,A4で1枚10~50円はしますし,建物のテレインならミスプリント等がなくても1つにつき3~5枚は紙を使います。また,黒っぽいテレインを印刷するとあっという間にインクが減ります。シタデルその他のテレインキットを買うよりは安上がりですが,ただではありません。
  • とはいえ,材料費もさほど高くないし,モジュラー化されたテレインキットを買えば無限にテレインを増やせそうだ。
テレインの製作にかかる時間と収納スペースの問題を忘れてはいけません。完成品,半完成品を買うのと比べて製作時間がかかります。折りたためるタイプでも,組み立て前ほど真っ平らにはなりませんから,厚み分も含めた収納スペースが必要です。
  
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